葬儀

追加料金不要で話題の小さなお葬式 その評判は?

 

近年テレビでも取り上げられることが多くなってきた【小さなお葬式】

葬儀会社に勤務していて実際に小さなお葬式の葬儀を担当した私の目から見て、良いと感じた点とこれは注意が必要だなと感じたことを綴りたいと思います。

 

 

 

小さなお葬式の仕組み

小さなお葬式とは簡単に申し上げますと喪家様(遺族)と葬儀社とを結ぶ仲介人の役割です。ホームページを見ますと「私たちがサポートいたします」という文章と共に多くのスタッフの方々の顔写真とコメントが掲載されています。

ですが、ホームページに掲載されているスタッフの方々はあくまでコールセンターで電話を受けてくれる方々であり、そのスタッフの方々が病院への搬送や葬儀の運営進行をしてくれる訳ではありません。

実際に搬送や通夜葬儀に関わるのはあくまで提携している葬儀社のスタッフの方々になります。

 

良いと感じた点

  • プランの内容を理解していれば追加料金は必要無い

しっかりプランの内容を把握していれば本当に追加料金が必要無く希望のサービスを受けられます。わたしが実際に葬儀社に勤めていた頃に小さなお葬式の葬儀を担当したことがありますが、極力追加料金が掛からないようにと小さなお葬式のコールセンターから言われます。(むやみ必要の無い商品を勧めることも)

セールスポイントである【追加料金不要】という部分をしっかり守る姿勢が伺えました。

 

  • 寺院手配サービス【てらくる】が良い!

【てらくる】とは小さなお葬式と提携している寺院から定額でお経をあげに来てくれるサービスです。(プランによってはお通夜のお経が無いものもあるので注意)

尚且つ戒名も授かることができます。そのお布施の金額は驚くほど良心的な金額す。(お布施の金額は小さなお葬式のホームページを参照)

正直な所、長野県でのお葬式に東京から自分の車でこられる住職さんもいらっしゃたのですが、この良心的なお布施の金額で高速道路を使って来てガソリン代も掛かると考えると、よく遠方から来てくれるなぁと不思議に思うくらいでした。

このお布施の金額だけでも小さなお葬式を選ぶ価値があるように思いました。

 

注意が必要な点

  • 近所に小さなお葬式と提携している葬儀社が無い場合

自宅近くに小さなお葬式と提携している葬儀会社が無い場合、病院で無くなられてからの搬送料金の段階で追加料金が発生してしまう可能性が高いです。

通常、ご遺体の搬送の仕組みとしては寝台自動車が置いてある場所(葬儀会社)をスタート地点とし病院でご遺体を乗車させて自宅もしくは葬儀会社の安置所までの走行距離で金額が算出されます。

小さなお葬式ではこの搬送料金が50kmまでがプランの金額内に含まれています。通常であれば50kmを超えることは中々ないと思いますが、近くに提携している葬儀社が無い場合は超えてしまう可能性が高いです。

実際にわたしが担当した時に上記のようなケースで病院から葬儀会社の安置所までの搬送で県をまたいでしまいかなりの追加料金が掛かってしまいました。その他にも、地元の病院でなく少し離れた病院に入院されている場合は注意が必要です。

 

  • 葬儀を運営してくれるスタッフについて

小さなお葬式の仕組みについてのところで少し触れましたが、実際に病院への搬送から通夜、葬儀、出棺、火葬までの一連の運営をおこなってくれるのは小さなお葬式のスタッフの方々ではなく提携している葬儀社のスタッフの人たちです。

お客様に満足いただくために

小さなお葬式独自の基準をクリアした最高の葬儀スタッフが施行にあたります。

常に、お客様の評価の良いスタッフのみを施行にあたらせていただいております。

引用:小さなお葬式のHPより

上記のような記載がありますが、葬儀社に勤務している限りではこのような基準は設けられていると感じたことはありませんでしたし評価の良いスタッフを選んでいた様子もありませんでした。

どの葬儀社も共通することだと思いますが葬儀をしっかりやるかやらないかは別として、自社の会員様の葬儀と小さなお葬式からの葬儀依頼が同じタイミングで発生した時に、優秀な葬儀担当者にどちらの葬儀を担当させるかで迷うことは無いはずです。当然ながら自社の会員様の葬儀を優秀な担当者に任せるのが普通だと思います。

決して小さなお葬式が悪いことをしているわけではありませんが普通に考えれば自社を優先させるのは葬儀社として当然のことです。小さなお葬式の葬儀を最高のスタッフが施行してくれるという点については注意が必要です。

 

  • お墓が寺院の敷地内、管理している場所にある場合【てらくる】の利用が出来ない場合も

所有しているお墓が寺院の敷地内や管理している場所にある場合、恐らくほとんどの場合がそのお寺に葬儀の依頼をしなければならないはずです。

もしそのお寺に葬儀の依頼をしなかった場合、お墓への納骨が出来ない、改めてもう一度その住職さんにお経をあげてもらいお布施を支払うなどの問題が発生します。

お寺によってはもし葬儀の依頼をせずに納骨をした場合には墓石の撤去と墓地の整備をさせてから檀家、菩提寺の縁を切るといった話もあります。こういった作業をする場合にも当然ながら費用は掛かりますし新たな墓地、墓石の購入ともなれば更に費用が掛かります。

お寺の敷地内、管理地にお墓が無い場合は金輪際そのお寺と付き合いをしないと決心した上で【てらくる】のサービスを選択することも可能ですが、そうでない場合は注意が必要です。

 

最後に

近年、葬儀の傾向としては「近親者のみで故人を送りたい」「なるべく費用を抑えたい」という需要が増えてきています。実際に葬儀施行件数を多く受注出来ているのもその証拠です。

小さなお葬式はお客の需要をいち早く察知し形にした良いサービスだと思っています。

最近では【終活】をするかたも増えてきていると聞きます。昔は死について準備するなんて不謹慎だと言われていましたが時代は変わってきています。

いつかは自分の親や大切な人の葬儀をおこなわなければならない日が訪れてしまいます。

そんな時に気持ちよく故人を送り出せるよう近所の葬儀社について、小さなお葬式について調べてみるのもいいと思います。

 

 

ABOUT ME
takusanboyz
長野県北信地区在住 手探りでブログ運営中